第一子出産レポート〜無痛分娩に後悔なし〜

妊娠・出産

こんにちは、ぽぴーです。2023年8月に無痛分娩で第一子を出産。無痛分娩を選んだことに一切後悔はなく、素晴らしい出産でしたが、第二子は自然分娩にするかもしれません(笑)ここでは、①無痛分娩を選択した理由 ②出産の数日前から産まれるまでの様子 ③産まれてから感じたこと について、お話します。

第一子の妊娠。日本ではまだそこまで無痛分娩がメジャーではなく、日本産婦人科医会によれば、2023年の無痛分娩の割合は分娩全体の11.6%です。10人に一人が無痛分娩を選んでいるんですね。ぽぴーのまわりでは無痛分娩を選んでいる人が結構多く、自然分娩と無痛分娩が半々くらいの印象で、比較的なじみがありました。妊娠が発覚した頃、分娩方法なんて今の時点では決められん!ということで、どっちも選べる病院で分娩予約をすることにしました。

無痛分娩を選択した理由

結局36週あたりまで無痛分娩にするかどうか悩んでいました。最終的に無痛分娩を選んだ1番の理由は、出産で体力を消耗しにくいことに魅力を感じたからです。無痛分娩でももちろん身体へのダメージは大きいですが、痛みがあるのとないのとでは負担がかなり違いそうだなと。あとこれは単なる直感ですが、ぽぴーは難産になりそうな予感がしていました。長時間痛みに苦しみ、誕生の瞬間を喜べる余裕がなくなるのは嫌でした。その一方で、麻酔の影響によって陣痛が弱まる可能性があるらしく、初産でただでさえ分娩時間が長くなりやすいのに、無痛分娩にしたことでさらに分娩時間が延び、赤ちゃんに負担がかかってしまったらどうしよう、という心配をしていました。

一般的には、麻酔を入れることで分娩が長期化しやすく、吸引分娩などの確率があがるそうですが、出産を予定していた産院の麻酔科の先生の所感では、「麻酔の影響以上に、出産は個人差が大きい(麻酔をしようがしまいが、吸引分娩になる時はなる)」とのことでした。無痛分娩では、母子ともに常にモニターで全身状態を管理してもらえるし、「麻酔を減らすことで分娩が進むなら、痛みが出ても良い」というぽぴーの考えを尊重してもらえたので、無痛分娩にする決心がつきました。

出産の数日前から産まれるまでの様子

予定日4日前

急にお腹を下したような痛みに襲われ、3度ほどトイレに駆け込む。実際に下している。妊娠後期から便秘が続いており、急な下痢に何か悪いものでも食べたか心配になるも、今思えば出産が近づいている印だったのかも。

予定日2日前

台風直撃。大嵐の中、陣痛がきたら病院に行くのが大変だとびくびくするも、産まれる気配まったくなし。前駆陣痛とやらも全くない。

予定日1日前

22:00頃、寝るまえにトイレに行ったら、下着が少し濡れているような…?調べてみると「高位破水」というキーワードがヒット。念の為病院に電話をすると、すぐに検査をしてもらえるとのことなので、入院グッズをもって病院へ。結局破水ではなく、子宮口もがっちり閉じているとのことで帰宅。まだまだ産まれなさそう。内診痛かった…。

予定日当日

昨日病院で内診をしてもらった後からやや出血。午前中に、ナプキンに少しとろっとしたおりものがついており、これが噂の粘液栓!?診察の予定があり、産まれる気はしないものの、一応入院バッグをもってぽぴーの母の運転で病院へ。するとまさかのそのまま入院!!!おしるしにしては出血量が多いとのことで、検査をすることに。出血の原因としては、早期胎盤剥離という、母子の命に関わる恐ろしいものの可能性があり、一気に不安が押し寄せる。さらにカーナビの使い方があまりわかっていない母を、馴染みのない場所から一人で帰すことになり、不安は募るばかり(笑)母の帰宅連絡に安堵し、お腹にモニターをつけて一晩過ごす。

予定日超過1日

検査の結果がでて、心配の必要な出血ではないとのこと。子宮口は0cmでまだ硬い状態。「今から誘発の処置もできるけどどうする?」と聞かれ、特に焦る理由もないし、赤ちゃんもまだお腹にいたいんだろうなと思い、何もせずに一旦帰宅することに。15:00頃家につき、なんとなくお腹が痛いような気もするなと思いながら、仕事にいっているパパの帰りを待つことに。痛みの間隔を測ってみると、8分くらい。たまにもっと間隔が開く時もあったり、痛みも耐えられるレベルだったりで、陣痛かどうかわからぬまま夜になる。22:00頃、5分間隔を切り、さすがに陣痛!?ということで、病院へ。内診で子宮口2cmあいていたので、そのまま入院。麻酔は子宮口5cmになったらということで、ベッドで耐える。

助産師さん
助産師さん

考えられる痛みのMAXを10とすると、今どのくらいの痛みがありますか?

ぽぴー
ぽぴー

5か6くらいです。

助産師さん
助産師さん

客観的には2くらいに見えますよ ^ ^

ぽぴー
ぽぴー

(ガーン)・・・

予定日超過2日目

3:00 3分間隔で腰にどかーんと痛みがやってくる。合間で寝るのは不可能。

6:30 子宮口4cm。ついに麻酔開始。陣痛が痛くて、麻酔の針を刺される痛みは蚊に刺された程度。

7:00 麻酔が効いてめちゃくちゃ楽になる。陣痛が来ると腰が少し重たいくらい。

9:00 子宮口5cm。陣痛が弱まってしまったので、促進剤を使うことに。

10:30 促進剤の量を増やし、麻酔は一旦ストップ。赤ちゃんがまだ少し高いところにいるらしく、座るように指示される。

12:00 2分間隔。痛すぎてギブアップ。麻酔を再開。

13:00 子宮口8cm。麻酔が全然効かず、痛すぎて泣ける。パパに連絡。

13:15 パパ到着。痛みが少し落ち着く。

14:30 子宮口全開。髪の毛が見えるらしい。いきみ始める。麻酔がよく効いていて、感覚ほぼないが、なんとなくいきんでみると上手と褒められる。

15:10 会陰切開。全く痛くないが、パチンパチンと聞こえ、少し怖くなる。

15:14 10回くらいいきみ、無事誕生!いきみはじめてから産まれるまで痛みほぼなし。へその緒を切らせてもらったり、胎盤を見せてもらったり、カンガルーケアしたり、初乳を吸わせたりのフルコース。

2時間ほど分娩台でゆっくりしてから立ち上がってみると、急に吐き気がしたので、もう1時間横になる。

18:30 1日ぶりのご飯。思ったより食欲が出ないが完食。

22:00 産後初めての自力トイレ。出産で膀胱などが圧迫され、出にくくなることがあるらしい。

麻酔だけが原因ではないかもしれませんが、陣痛がきてから出産まで24時間かかりました。初産婦で〜12時間、経産婦で〜6時間程度のことが多いようです。少し時間がかかってしまいましたが、30時間くらいまでは正常範囲のようです。無事に生まれてきてくれてありがとう!いきみ始めてからは、本当に痛みがゼロで、先生には「無痛分娩向いてるね(?)」と言われました。立ち会ってくれたパパと話す余裕もあり、生まれる瞬間を穏やかな気持ちで迎えることができました。

産まれてから感じたこと

結論から言うと、「無痛分娩に後悔なし!」です。でも、想像していたよりも痛みを感じ、陣痛はつらかったです。産まれる瞬間は本当に無痛で、神秘的でした。産後の身体の回復に関しては、初めての出産なので比べようがありませんが、会陰切開の傷がとにかく痛かったです。これはきっと自然分娩でも共通かと思いますが、「無痛分娩は産後の回復が早い」と言うメリットはあまり感じられませんでした。

第二子は自然分娩にしようかな

第一子を無数分娩で出産したことに後悔はないのですが、もし今度第二子を出産する機会があれば、自然分娩にするかもしれません。理由は単純な興味です。今回は、いきんでいる時の感覚はほぼなかったので、産道を赤ちゃんが通る感覚ってどんな感じなのだろう。多くの人が自然分娩をしているのだから、自分もきっとできるだろうという負けず嫌いな側面もあります。痛みに耐えることが良いことだとは決して思いませんが、一度くらいは体験しておいても良いかなという、怖いもの見たさな感じです。きっと陣痛が来たら、無痛分娩にすればよかったと心から後悔するんでしょうね(笑)

最後までご覧いただきありがとうございました。

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